「公務員は本当に安定なのだろうか」
「将来的に公務員の仕事はどのように変化するのだろうか」
この記事は、このようなお悩みを抱えている人におすすめの内容です。
公務員=安定と考えている人は多いでしょう。
しかし、果たして頭に描いている「安定」は本当に「安定」なのでしょうか。
僕の考えを言うと、「公務員は今後安定ではなくなる」と思っています。
僕は、地方公務員として4年間働き、その後1年間の民間企業勤務を経て、現在はフリーランスをしています。
様々な経験をした立場や視点から、公務員の安定について、そう感じる部分があるのです。
この記事では、「公務員が今後安定でなくなる」と僕が考える根拠を書いていきます。
公務員が安定と言われる理由

まずは公務員が安定と言われる理由を整理したいと思います。
公務員が安定だと言われている代表的な理由は下記の3つです。
- リストラされる心配が無い
- 給料とボーナスが確実にもらえる
- 年功序列であるため、年齢とともに自動的に給与が上がる
たしかに、この3つは現状において紛れもない事実です。
これらのメリットに魅力を感じて公務員になる人は多いのではないでしょうか。
公務員が安定では無くなる理由
ではここからは、公務員が安定では無くなると思う理由を解説していきます。
僕が考える理由は3つです。見出しごとに見ていきましょう。
公務員はどんどん人員削減されると思うから
公務員の仕事は単純作業が多いです。単純作業で求められるのは、速さと正確性。
つまり、人間ではなく機械がやった方がメリットが大きいのです。
将来的に、公務員の仕事の多くはAIが取って代わると言われています。
ただし、現行の制度では職員を一方的にクビにすることはできませんし、急に制度が変わって「はい、あなたをクビにします」という状況になることもあり得ません。
僕は、まずは早期退職勧奨制度が拡大していくのではないかと思っています。
早期退職勧奨制度とは下記の制度です。
簡単に言うと、「退職金を割り増しするから、定年前に辞めても良いよ。」という制度ですね。
早期退職募集制度について
出典元:内閣官房HPより https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/jinji_c3-1.html
職員の年齢別構成の適正化を通じた組織活力の維持等を目的として、45歳以上(定年が60歳の場合)の職員を対象に、透明性の確保された早期退職募集制度を創設。
平成25年11月1日から本制度に基づく退職(応募認定退職)が可能となった。
早期退職勧奨制度の拡大により、公務員を減らしていく。同時に採用者数を調整することで、少しづつ組織として縮小させる。
そんな感じで、公務員の縮小が図られていくのではないかと思っています。
生きていくためのスキルが身につかない
公務員の仕事は、将来的にAIが取って代わるのではないかと書きました。
では、実際にそうなった時に、公務員として培ったスキルを活かして他の道で生きていけるでしょうか。
公務員の仕事は技術職でもない限り、専門的なスキルが身に着きにくいのが現実です。
公務員の仕事だけをしていては、他の道で生きていくことが難しいのです。
モチベーションが下がり、思考停止や挑戦心の喪失をまねく
公務員は年功序列や前例踏襲の風潮があるので、仕事に対してのモチベーションが上がりにくいです。
モチベーションが低下すると、思考が停止し、新たなことに挑戦する気力を失います。
変化の激しい現代に対応していくためには、自分の頭で考え行動し、自分の手で物事に触れることが重要です。
思考が停止すること、挑戦心を失うことは人生を不安定なものにさせるでしょう。
空いてる時間でスキルを身に着ける

公務員はプライベートの時間をしっかりとれるのも魅力のひとつです。
なので、公務員として働きながら空いている時間でスキルや知識を身に着けることが、世の中の変化に対応していくために重要だと思います。
スキルや知識は、一度身に着ければ資産として残りますから、自分の可能性が広がるでしょう。
まとめ
今回は、公務員が安定では無くなる理由について書いてきました。まとめです。
【公務員が安定でなくなる理由】
- 公務員は今後どんどん縮小していくと思われる
-
公務員の仕事では生きていくためのスキルが身に着かない
-
モチベーションが下がり、思考停止や挑戦心の喪失をまねく
公務員が一生安定というのは、少し古い考えなのかもしれません。
ただ、現状が急に変化する可能性は低いです。安定を求めて公務員になるという選択肢は全然アリだと思います。
ただ、その安定は今後壊れていく可能性があります。
大きく変化する前だからこそ、将来を見据えて今のうちから行動することが大切です。
コメント