『最初に誰に退職したいと伝えれば良いんだろう・・』
『必要な手続きは何だろう・・』
とお悩みの、退職者の方々へ。
今回は、そんなお悩みを解消できる記事になっています。
僕は新卒から勤めた公務員を4年で退職しましたが、退職を決意した時に一番に気になったことが「辞めるまでの流れ」でした。
僕は職員係だったので、ある程度の流れは理解していたのですが、それでも心配な事ばかりで何度もネットで検索した記憶があります。
この記事では、元職員係としての知識と退職した時の経験から、「退職するまでの流れ」について書いていきます。
この記事を読み終えると、退職までの不安がグンと和らぎますよ。
是非、これから退職の手続きを進めていく方の参考になればと思います。
※退職までの流れは、自治体や組織の体質によって異なる部分があります。あくまで参考までに。
上司に退職したい旨を伝える(9月末~10月中旬)
まずは、「退職したい」と上司に伝えなければなりません。ここがスタートです。
僕の場合は、一番近い上司から順に伝えました。(係長→課長補佐→課長の順)課長より上の立場の方には課長からお話してくれました。
退職を伝える期限については、各自治体の規則に定めてあります。
手続きや人事の都合がありますから、早ければ早いほど周りから反感を買う心配は少なくなるでしょう。
ただ、早く伝えることを意識しすぎる必要な無いかと思います。
自分の意志が中途半端なままでは話が上手く伝えられません。じっくり考え、はっきりと意思が固まった段階で伝えれば良いと思います。
退職願を書く(11月)
上司との話がまとまると、次は退職願を書く必要があります。
この退職願が受理されると、退職が正式に認められることになります。
僕の勤めていたところは、指定の様式があり、係長から様式をもらって記入しました。このあたりは上司から指示があると思いますので、指示に従ってください。
退職願はあくまで事務的な手続きです。書くに当たって構える必要はまったくありません。
退職金、保険、年金などの公的手続きをする(2月)

年明け頃からは、退職金の請求や、団体で加入していた保険・年金等の解約手続きをします。
職員係から手続きの案内がありますので、指定の書類に必要事項を記載して職員係に提出するような流れとなるでしょう。
事務作業や書類がいっぱいになる時期です。それぞれの書類を何のために提出するのか、自分で整理しながら手続きを進めてください。
事務引継ぎをする(3月)
自分が担当していた業務は、今後別の誰かが担当することとなります。
今後担当する人のために引継ぎ書等の作成をします。
僕の場合は1年間のスケジュール、各業務の要点をまとめた書類を作成し、上司に説明をしました。事務引継ぎの方法については、上司と相談してください。
退職辞令の交付、貸与物を返却する(退職日当日)
市長、町長など、各地方公共団体の長から退職辞令をもらいます。
早期退職者や定年退職者、みんな一斉におこないました。全部で1時間程度でした。
最後に、職員証、徽章、保険証などの貸与物を返却しました。返却先や返却方法などは事前に職員係から案内があります。
まとめ
今回は、公務員を退職するまでの流れについて書いてきました。まとめです。
- 上司に退職したい旨を伝える
- 退職願を書く
- 退職金、保険、年金などの公的な手続きをする
- 自分が担当していた業務の引継ぎをする
- 退職辞令をもらう、貸与物を返却する
個人的には、退職を上司に伝える段階が精神的にだいぶヘビーでしたが、そのあとの流れは結構あっさりしていたかと思います。
事前に思っていたほど大変ではありませんでした。
最後に、退職日まで礼儀をつくすことが大切です。
退職が決まると、意識は次のステージへ行きがちですし、目の前のことに集中することができなくなってしまうかもしれません。
ですが、最後まで礼儀を尽くすことで、周りの方々も笑顔で送り出してくれると思いますし、自分も気持ちよく次のステージに向かえるでしょう。
コメント